ちょっと矛盾してる?アトレティコの守備陣は激しいけど実は…
* 写真は『マルカ』から。
グラウンドにいる11人全員がディフェンスを高いインテンシティでプレーし強靭な守備を誇るアトレティコ・マドリーですが、激しいだけでなく想像に反してスペインリーグでもクリーンなんだそうです。
GKからFWまで守備においては鉄壁のチームを作り上げたディエゴ・”チョロ”・シメオネ監督ですが、スペイン紙『マルカ』によるとリーグ全体で最もクリーンなチームなんだそうです。あれだけ高いインテンシティで激しい守備をしながらもクリーンという、なんだか矛盾してそうな感じですが、事実なんです。
アトレティのクリーンさは数字が示しており、警告数、つまりイエローカードをもらった枚数が20チーム全体で下から2番目なんだそうです。アトレティコはチーム全体で今季11枚のイエローカードをもらっており、ビジャレアルの10枚に次いでリーグで最も少ない数字だそうな。
そして今季今まで83個のファールを犯したアトレティコはリーグ全体で最もファウルを与えていない4番目のチームなんだそう。リーグ全体で最もファールを犯していないのはラス・パルマスの71個、次にレアル・マドリーの77個とビジャレアルの79個が続いています。
さらに今季、コルチョネーロス(アトレティコの愛称)は未だ自陣ペナルティエリア内でファールを犯してない、つまりまだアトレティGKはPKに対峙してないんですよね。PKを与えた回数0でリーグ全体ではアトレティコのみっぽいです。これはチョロ・シメオネ監督は激しいながらもクリーンという、これ以上ない守備陣を作り上げることに成功してるってことを意味しているんですね。やはりシメオネ監督の哲学が完全に浸透しているということなんでしょうか。
レアル・マドリーとバルセロナとヨーロッパだけでなく世界を牛耳る2チームを抑えて首位に立っているアトレティコ。やはり他のところでも数字で圧倒してるからなんでしょうね。